デジタルでも思いは伝わる・・・

父が体調を崩し、仕事を退いたのが9月22日・・・
早いものでひと月と2週間が過ぎた


父のお得意様に送った葉書き
この葉書きを受け取った方々は皆さん驚かれ
お電話を下さったり、わざわざ訪ねて下さったり
退院した父の顔を見て、目を潤ませてエールを送る方もいた
嬉しかった


父のお客様は60代以上の方が多いけど
中には40代の「お顔剃りだけはお父さんに・・・」という方もいらっしゃった
私が生まれる前から来店されている方もいて
本当に身内のように思って下さる方も多くいた


父は脳梗塞で片眼が見えなくなった
それ以外は後遺症もなく不幸中の幸いだったけど
私達の仕事(技術)は、鋏や剃刀を使う繊細な技術なので
片眼で高齢の父にはちょっと無理があり
まだまだ未練はあっただろうけど、引退する事になった


お客様の中には「ガタガタになっても良いからして」とか
「リハビリのモデルになったるで」など言って下さる方もいて
私達の仕事って、髪を切ったり髭を剃ったりするだけの繋がりではないんだ・・・
と改めて良い仕事だなぁ〜と思った


その時の父の気持を、趣味であるエッセイに託し投稿したものがこれです
毎日新聞に掲載されました

これを読んだお客様がまたまた昨日から「見たよ!」と報告しに来られてます(笑)


なかなか父に言えない言葉
面と向かっては言えなかったけど、入院中メールに託しました
今回デジタルも侮れないと思った訳です